高性能サッシと中性能サッシの価格差

住宅の窓のことをサッシと言いますが、みなさんのご自宅にももちろんサッシがとりつけられていると思います。サッシは枠の部分がアルミ製のアルミサッシ、樹脂製の樹脂サッシ、木製の木製サッシなどがありますが、最近ではアルミと樹脂を複合したアルミ樹脂複合サッシというものもあります。

最近の住宅ではペアガラスといって、ガラスを2重にすることで断熱性能を高めるような工夫をしたサッシが一般的ですので、住宅の窓はそれなりに高い性能になってきてはいます。ただし枠の部分については、アルミと樹脂では1000倍も性能に差がありますので、アルミサッシは中性能、アルミ樹脂複合サッシは高性能、樹脂サッシは超高性能ということができます。

様々なところでサッシの性能の紹介がされているので、もちろんアルミサッシよりアルミ樹脂複合サッシ、アルミ樹脂複合サッシより樹脂サッシが良いということはご存じの方も多いです。もちろんご自宅を建築されるときには性能が高い窓の方が快適ですし、光熱費も抑制できるので、できるだけ高性能な窓を取り付けたいと考える方も多いです。

しかしながら、どのようなものでも性能が高い=価格も高い というのが一般的ですから、「性能が良いものは欲しいけどその分お高くなるんでしょ?」と思われるかもしれません。

ところが、実は中性能サッシと高性能サッシについては、どんどん価格の差が埋まってきていて、実際には1軒まるごと高性能サッシにしたとしても差額は10万円程度です。フラット35で35年ローンにした場合、月々わずか293円。1か月に500mlのビール1本分で高性能にすることができます。窓は建物の中で最もエネルギーが出たり入ったりする部分ですので、この程度の差額であれば高性能サッシを選択したほうがローンの支払いは若干増えても、住居費(住にかかるすべての費用の合計)は下がる可能性が高いのです。

かぞくらすは月々のローンを最適化するのではなく、あなたの人生の大きな部分を占める住居費を最適化するお手伝いをします。

※フラット35で適用金利1.2%として試算しています。
※サッシの金額については一般的な住宅を基準に検討しており、窓の種類や数量によって金額は変動します。